不倫をきっかけに離婚するとき注意すべき3つのポイントと離婚したくない場合も解説

不倫をきっかけに離婚を考えていたり、離婚は避けたいと考えていたりする人に向けた、チェックポイントをまとめました。

■不倫をきっかけに離婚した場合のデメリット

パートナーが不倫をしている事実を知ると、冷静ではいられなくなるのが通常です。ですが、勢いのままに離婚まで進んでしまうと、かえって自分自身が苦しい状況に陥る可能性は否定できません。
不倫をきっかけに離婚した場合のデメリットの中から3つ、以下に挙げます。

・子供が肩身の狭い思いをするかもしれない
・周囲の目が気になる
・生活水準が下がる可能性

このほかにも、離婚手続きの煩雑さに煩わされたり、戸籍にバツがついたり、場合によっては子供と離れて暮らす可能性が考えられます。

「不倫をされた上に、こんなことまで考えなければならないのか!」
と、ますます怒りを覚えるかも知れません。ですが、あくまで今後の自分の生活を守るためだと考えて、冷静に判断することが大切です。

■不倫をきっかけに離婚して得られるメリット

パートナーの不倫をきっかけに離婚した場合、むろんメリットもあります。

・ストレスを減らせる
・自分のために時間を使える
・慰謝料請求できる可能性がある

不倫をしたパートナーと一緒に生活を続けることは、とてもつらいものです。常に相手の言動を疑ったり、けんかになったり、精神的に追い詰められしまうのは珍しくありません。
そんなパートナーと離れて、法的に関係を断ち切れば、すっきりとした気持ちで新たに人生を歩んでいけるでしょう。
また、パートナーと生活していたときは、できなかった仕事にチャレンジしたり、趣味を発展させて起業したりと、より能動的に動けるようになる可能性もあります。
さらに、パートナーの不倫を決定づける有力な証拠があれば、パートナーとその不倫相手に慰謝料請求できる可能性があります。
離婚を考えているなら、第三者から見て不倫の事実を証明できるものを入手しましょう。探偵事務所に依頼するのも一つの手です。
パートナーや不倫相手がその事実を認め、証言した音声を録音したものや、書面も証拠として有力です。

■不倫をきっかけに離婚する前に考えること

実際に離婚する・しないに関わらず、まず考えたいポイントを3つ挙げていきます。

・パートナーとの今後
・悩みの原因を明確にする
・経済的な状況

「自分は今後、パートナーとどうなりたいのか」と、自問してみましょう。相手は浮気や不倫を繰り返すのか、気の迷いからくる一度きりのものなのか、性格や気質をよく考えてみてください。

その上で、「今回だけは見逃すけれど、次はないよ」と約束して、夫婦関係を継続させていくケースもあります。

そして、悩みの原因を明確にします。

「パートナーの不倫はいつからなのか」
「本当に不倫をしているのか」
「パートナーを許せるのか」

など、たくさんの悩みや不安があるでしょう。それを一つ一つ、解きほぐして、クリアにしていくのです。その過程で、カウンセラーや弁護士などに相談して、協力を仰ぐと心強いです。

離婚してシングルになった場合、お金のことが最大の問題として持ち上がります。シングルで子供がいる場合、生活が苦しくなるリスクが考えられます。離婚に向けて動く前に、まずは実家や、友人、行政など頼れるところを作っておきましょう。

■不倫をきっかけに離婚したくない場合

不倫を理由にしての離婚は避けたい、というケースもあります。離婚の可能性を低減させるための、ポイントを3つ挙げていきます。

・不倫相手とはきっぱり別れる
・専門家の指示を仰ぐ
・不倫は「許してもらえないもの」と覚悟を決める

そもそもの原因である不倫相手と別れることは、大前提です。相手につながる情報はすべて消去しましょう。そして、パートナーに対して、不倫の事実と理由を、正直に打ち明けるのです。
落ち着いて話ができる心境ではないかもしれませんが、相手を責めたり、自分を必要以上に卑下したりすることは、おすすめできません。
もし、相手が離婚に向けて動いていて、離婚を避けたいと不倫を悔いているのなら、弁護士などの専門家に相談してみましょう。専門家の指示を仰げば、離婚を回避する可能性が出てきます。
とはいえ、そもそも不倫の事実は消えません。不倫は「許されざる行為」ということを心に留めておきましょう。

■不倫はパートナーや周囲を深く傷つける

不倫は読んで字のごとく「倫理に反する行為」です。罪にこそ問われませんが、不倫をきっかけとした悲惨な事件は、後を絶ちません。
不倫は、パートナーだけでなく、子供や周囲を巻き込むリスクがあります。
「自分のしていることは、周囲にどんな影響があるだろう?」
心が揺れる状況にあっては、常にそう自問する癖をつけて、理性的な行動を心がけるとよいでしょう。

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