不倫をきっかけに離婚を検討する人もいるでしょうが、その際にはいくつか注意点があります。
どのような注意点があるのか知っておけばスムーズに手続きを進められますし、有利に事を運ぶことができるでしょう。
不倫がきっかけで離婚をするならお金はしっかりともらうべき
不倫をきっかけに離婚を検討する場合には、お金の問題が発生します。
大半の人は慰謝料を思い浮かべるでしょうが、不倫が原因で離婚をするのであれば、慰謝料以外にももらえるお金がいくつか存在します。
学校や保育園に通っている子供がいる場合には、養育費を受け取ることができます。
既婚中に家を建てた場合などは、財産分与も忘れてはいけません。
そして忘れがちなのが年金分割です。
婚姻期間中に厚生年金を支払っていた場合には、年金を分けることもできるので、必ず行うべきでしょう。
不倫をきっかけに離婚をするときの大まかな流れ
不倫がきっかけで離婚をする場合、大きく分けると3つの方法があります。
それは話し合いで離婚をする方法、調停で離婚をする方法、裁判で離婚をする方法です。
話し合いだけで離婚をする場合もありますが、慰謝料などお金のことでもめる場合が多いため、裁判所で話し合いをして調停離婚をするケースが多いでしょう。
調停離婚は調停委員と呼ばれる人が間に入って話し合いをするので、スムーズに離婚をしやすくなっています。
それでも納得ができない場合には、裁判を行って離婚をすることになるでしょう。
これを離婚訴訟と言いますが、不倫の証拠がしっかりと揃っていれば、ほぼ確実に離婚が認められます。
不倫をきっかけに離婚をする場合の手順
不倫をきっかけに離婚をするならば、まずお金について話し合いをします。
この話し合いだけで双方が納得すればよいのですが、納得できない場合には調停離婚になるでしょう。
それでも承知しない場合には、裁判という流れになります。
もらえるお金は慰謝料だけではなく、養育費や年金分割、財産分与などもあるので忘れないようにしましょう。